トレーニング

【富士山の酸素】高地での酸素濃度とヒルクライム

富士ヒルクライムや乗鞍経験者なら、

思い当たる人も居ると思います。

体感以上パワーがでない!

後からログを見ると、

思ったより低い値という話はよく聞く気がします。

今回は、「何故高地ではパワーが出ないの?」

という疑問の一端を調べてみたので、

記事にしてみました。

参考になればと思います(^^)

そもそも何が身体に起きている?

ヘモグロビンが酸素を運ぶ

肺は肺胞と呼ばれる薄い膜を通し、

酸素と二酸化炭素の交換が行われています。

その酸素をヘモグロビンが

全身に酸素を送ってくれます。

おがくず

人の血が赤いのは血色素と呼ばれるヘモグロビンが赤いからだよ。

小林製薬㈱ 清肺湯Navi HPより

呼吸のO2ドライブ

高度が上がると肺の中の

酸素分圧が徐々に下がっていきます。

グラフを見て頂ければ分かるのですが、

O2飽和度は80%から急激に下がっています。

この時、頸動脈の化学受容体が反応し

呼吸量を調整しようとします。

高度で言うと約3200m地点にあたります。

身体は酸素分圧を確保するために

呼吸を行おうとします。

これを「呼吸のO2ドライブ」といいます。

普通に登山する場合この辺りから、

体感として「しんどい」と感じるそうです。

上のグラフとは関係なしにAMS(急性高山病)は2500m以下で

起こると言われています。

ヒルクライムレースにおいて

体感で感じなくともパワーが落ちている

呼吸のO2ドライブの話で、

80%までは変化が無いと書きました。

  • 富士ヒルクライムの標高2300m
  • 呼吸のO2ドライブの標高3200m

体感として、シンドさを感じることは少ないかもしれません。

ただし、パフォーマンスに置いては別です。

もう一度グラフを見てみましょう。

横軸の肺胞気酸素分圧は緩やかに下がっています。

富士ヒルや乗鞍を経験したことある方なら、

体感以上に「思いの外パワーが出ていない」

という経験をした方も多いと思います。

その原因の一因は、

呼吸のO2ドライブかもしれません。

呼吸のCo2ドライブ

呼吸のO2ドライブとは別に、

呼吸のCo2ドライブ(二酸化炭素)という言葉もあります。

グラフ左、呼吸のCo2ドライブは

呼吸のO2ドライブと違い呼吸量が即時に反応します。

呼吸を30秒止めると息苦しいのは

呼吸のCo2ドライブが反応しているからです。

ただし、この場合唇が紫色になるわけでも無く、

酸素不足になっているわけではないです。
(ずっと止めれば話は別ですが)

日頃の呼吸の息苦しさは、

Co2ドライブが依存しています。

つまり、平地だろうが高地だろうが

酸素が余っていても、

モガケば辛い!に繋がるかもしれませんw

上は書籍 山に登る前の本の一節ですが、

  • レースの終盤
  • ヒルクライムTT最後
  • ZWIFTのワークアウトの画面のかすみ(?)w

等、重なる部分を感じる一節ですねw

Vo2maxと高山病

日本の大会には余り関係なさそうですが、

超級山岳(高度3450m以上)の場合、

Vo2maxが高いと高山病のリスクが高くなるそうですよ。

原因はトレーニングによって誘発される

  • 安静時副交感神経活動の増加
  • 安静時代謝率(RMR)の上昇
  • および低酸素換気反応(HVR)の低下

と言われています。

19人のアスリートと19人の一般人で比較が行われたそうです。

富士ヒルや乗鞍とは関係なさそうですが、

少し参考に書かせていただきました(^^;

上記の症状とは関係なく高山病には注意しよう

上のグラフや文献とは別に、

標高の高い山なら高山病になるリスクはあります。

  • 頭痛
  • 食欲低下
  • 吐き気
  • 顔のむくみ
  • 呼吸の不調
  • 不眠

上記が初期症状で、

登っている最中もしかり、

ヒルクライムゴール会場でしばらく待っていると

起こる可能性があるかもしれません。

その時は、無理に動かず深呼吸を行い、

水分を多めに取る等行いましょう。

余りにもしんどい場合は近くのスタッフ等に相談するのがよいかもしれません。

山に登る前に読む本 著書 能登博

小林製薬㈱ 清肺湯Navi HP

Pubmed Endurance Athletes Are at Increased Risk for Early Acute Mountain Sickness at 3450 mより

山のエマージェンシー 著書 山元康晴

高山病をどう回避するか 文献 村上 宣寛

まとめ

富士ヒルや乗鞍等、

パワーが落ちる要因は呼吸のO2ドライブが、

関係しています。

体感では感じなくともパワーが落ちているのは

頸動脈の化学受容体が反応していないのに、

酸素が体内に取り込まれていないからかもしれません。

次回は、今回の酸素についての記事の一端として、

筆者が富士ヒル前に行った酸素対策を紹介しています。

よければ見てくださいね♪

ちょっとくだけた記事ですが、読んでくれてると嬉しいです♪
こちらは、富士ヒル目指せブロンズの記事です♪

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