【夏のGarmin】暑熱順化(高度)機能について解説するよ
夏場になると見始めるGarminの暑熱順化機能。
- どんな環境で計測を始めるの?
- Vo2maxに影響するってホント?
- 対応デバイスは?
気になるポイントや意外な点を解説しました。
御一読下さい。
暑熱順化・高度順化機能のポイント
Garmin暑熱・高度順化機能とは?
Garminには身体が熱さに慣れてきたか、
計測できる機能があります。それに伴い他測定値への補正もかかります。
夏場ライドの目安になる機能ですね。
知らない人も多いと思いますが
高度が高い場所でのトレーニングもGarminは反応します。(高度順化)
暑さへの適応前の注意点
暑さへの適応を始める前に、適切な水分補給と休息を確保することが重要です。また、体調を常にチェックし、過度の疲労や脱水症状が見られた場合はすぐにトレーニングを中止することが必要です。
Vo2maxに影響する
標高や気温の影響を考慮してVo2maxの測定値とトレーニングステータスの測定結果をGarminは補正します。
暑さへの適応はVO2max(最大酸素摂取量)に影響を与えます。暑さへの適応が進むと、VO2maxは上昇し、アスリートのエンデュランスが向上していることを示します。
暑熱順化も100を超える又はインドアで熱い環境だと補正がかかりづらい気がします(後述しますがインドアは反映されません。)
筆者、サイクルハウスでトレーニング初めて、
夏場はvo2maxが5以上下がります。
前回のアクティビティーから比較ができる
自信が暑い環境にどれほど慣れてきたのか数値で分かります。
表示画面には2種類数値があり、
上部は今回のアクティビティー(ジグザグの矢印が有り)
下部は前回のアクティビティーが表示されています。
これにより、自身成長の比較ができます。
夏場のパフォーマンスを上げるために
暑熱順化が高まっても、身体のミネラルや水分補給が適切でなければいけません。
脚が攣りやすい方や、水分補給が下手な方に参考になるはずです。
使い方や算出条件等を解説します
使い方
コチラはForeAthlete745の例になります
選択画面に移ります
*表示が出ない場合「編集」より呼び出しが必要です
暑熱順化が表示されます
デバイスが反応する数値
- 標高が800~4000m以上
- 気温が22℃以上
上記の環境でのトレーニングにおいて反映されます。(Vo2maxにも反映されます)
暑さへの適応が進むと、デバイスには適応度合(暑熱・高度順化)が表示されます。
これにより、アスリートは自身の暑さへの適応状況をデバイスで確認できます。
暑熱高熱の算出条件
暑熱順化
- 過去7~15日間のアクティビティデータ
- Garmin Connect Appから取得した天気データ
高度順化
- 過去7~35日以内のアクティビティデータ
- デバイスの高度計データ
GarminConnectMobileの設定は必須
事前にGarminConnectMobileと接続・同期をする必要があります。
合わせて屋外アクティビティでGPSがオフの場合も適用されません。
値が下がり始めるポイントは?
3日間非熱環境でトレーニングした場合、暑熱適応は徐々に低下するようです。
高度に関しても、21〜28日以内に高度適応が低下し始めるようです。
暑熱順化と同時にボディバッテリーもオススメ
暑熱順化を見ている方はスタミナが気になる方も多いハズ。
ボディバッテリーについて書いている下記の記事もオススメです。
こちらはGarminについての解説系の記事です。
暑熱・高度順化対応デバイス一覧
- Descent G1 Series
- Edge 530
- Edge 540 Series
- Edge 830
- Edge 840 Series
- Edge 1030
- Edge 1030 Plus
- Edge 1040/1040 Solar
- Descent Mk2 シリーズ
- Enduro
- Enduro 2
- epix (Gen 2) シリーズ
- epix Pro (Gen 2) シリーズ
- fenix 6 シリーズ
- fenix 7 シリーズ
- fenix 7 Proシリーズ
- ForeAthlete 745
- ForeAthlete 945
- Forerunner 955/955 Dual Power
- ForeAthlete 965
- Instinct 2 シリーズ
- Instinct Crossover シリーズ
- MARQ Collection
- MARQ Collection (Gen2)
- quatix 6 シリーズ
- tactix 7 Pro Sapphire Dual Power
*2023/07/26時点
Garmin HP より引用
https://support.garmin.com/ja-JP/?faq=CH7rmC4fW7Ak0yna5wk6t6
まとめ
Garminの暑熱・高度順化機能は、身体が熱さや高度に適応してきたかを
計測するための便利な機能です。
これにより、夏場のライドや高地でのトレーニングのパフォーマンスを向上させることが可能です。
この機能は、適切な水分補給と休息を確保し、過度の疲労や脱水症状を防ぐことで最大限に活用できます。また、暑熱・高度順化はVO2max(最大酸素摂取量)に影響を与え、暑さや高度への適応が進むとVO2maxは上昇します。