ロードバイク実業団ってどんな世界?日常トレーニングの記事だよ。
実業団チームの話は聞くことあっても未知な世界。
「人の限界を超えた、ストイックなトレーニングしてんじゃないのか!?」
気になって眠れませんよね?w
そんな気になるロードバイク実業団の世界。
少し垣間見てみませんか?
オガクズが所属させてもらってるチーム(現在育休中w)から
謎に満ちた実業団トレーニングの世界を
お送りしたいと思いますw
実業団もチームによってマチマチなので、
今回の記事は参考程度に見て頂けると幸いです(^^;
それと、個人的な話ですが
メインはとあるホビーレースチームの、リーダー(?)をさせてもらってますw
まずは実業団入る為には
どうやって入るの?
筆者の周囲に2つのチームがありますが、
両チームとも練習会への継続的な参加から実力又は努力を認められるか、
何らかの形で実力の噂を聞き、
入団の流れが多いようにみえました。
その他、テスト方式の実業団もあるようですね。
加入が認められたら
チーム加入が認められたら選手登録を行います。
JBCF(一般社団法人 全日本自転車実業団競技連盟)に、
申請を出せば数週間でカードが届きます。(コレをもらった時ちょっと嬉しいw)
後は、チーム登録等が必要なので
チームリーダーに番号等連絡してやり取りがあります。
詳しくは下のサイトを参考に(^^)
JBCF(一般社団法人 全日本自転車実業団競技連盟)HPより
https://jbcfroad.jp/membership/beginners_join/
これが実業団メンバーのトレーニングだよ
今回は過去の記憶をもとに作成しました。
要所は間違ってないと思うので、よければ御覧ください♪
ライダーズミーティング
練習前に軽くライダーズミーティングを行います。
ざっくり下のようなポイントを軽く打ち合わせます。
- 次回レースの対策について
- 前回の反省点
- コース上の注意喚起
- 練習強度
ホビーチームの練習会と比べ、
次回レース対策への比重が多いですね。
基本はSNSで事前に連絡があり、そちらで練習内容は把握します。
朝の貴重な時間をみんなダラダラはしません。
リーダーがとても配慮の届いた方で、
SNSでレースの案内や注意点を細かに案内してくれます。
リーダーはみんなに尊敬されてる凄い方です(^^;
たまに、無茶も言いますがw
いざトレーニングだ!
今回のコースは約100km 獲得標高600mのコース
秋終盤シーズンオフ入りたてのベース練習。
メンバーは確か5人程だったと思います。
実業団というと気難しい人が多いイメージだけどそんな事はないです。
自分の周りの方は、紳士で良い人が多く有難い^^;
当然厳しい時もあるけどw
ウオームアップとハッタリおじさん
スタート序盤何故か300m程、斜度も高めな山でアップが始まるw
秋なので紅葉狩りがしたかったのかな?
リーダーから「山岳を4倍で軽く回し身体を温めましょう。」とのアナウンス。
冷静に考えると、
「最初からそこそこ死んで下さい」の死刑宣告に聞こえますねw
このアップが成立するのは極限られた人なのではw
10分位たつと顔色心拍170のメンバーがひとり。
「おがくずさん、ボクはもう無理かもしれないハァハァ、、、」
騙されてはいけない。
広島森林公園10周2ラップ目で限界の顔をしつつ最後までついてきた、
ハッタリおじさんの言う言葉は鵜呑みにしない!ww
実業団は三味線も上手いのだ(笑)
(本人は本気で言ってますw)
ちゃんと、山頂までに仲良くアップを終えたメンバーは
次のステージに進むのだった(笑)
よく見ている
今回の編成メンバーのハッタリおじさん含め、
(めっちゃ失礼な事言ってるけど、県内3本の指に入る良い人ですw)
50代の方が2人いる。
もう1人の先輩は真摯な上走りが上手く、
周回コースならパワーウェイトレシオが1倍差あっても、
勝てない人が多い。
そして、周りをよく見ている。
別のチーム員がフォーム調整で、手の置き方を少し変えた時も気づいたり。
微妙な差をよく見ている。
レースにおいても、展開を読む洞察力はアドバンテージとなります。
実業団クラスの人達は周りを見る能力に長けている人が多いです。
ゆるポタ以上の極上トレイン
今回これが1番言いたい。
実業団練習会と言うと、
キツいイメージがあるけど
統率の取れたトレインは口では言えない至福の感覚があります。
平均スピードは出てるけど安全で楽なんです。
- 路面アナウンス
- 人通りに対するアテンド
- コーナーへの的確なスピード対応
意識を集中できるからこそ信頼出来る安心感。
1つのトレインとして、繋がってる感覚からの高揚感は計り知れません。
後ろを見なくても誰が何処にいるのか、分かります。
本気でゆるポタしたら、究極の快適トレインが爆誕すると思いますww
逆を言えば、レースで相手が嫌がる走りも出来るから恐ろしい、、、
練習の目的を明確にするのが上手いのも上位メンバーの特徴。
強度を練習のターゲットにしたら、
3時間でTSS250近くになったこともw
逐次問題点を修正
問題点があればすぐに是正します。
エコノミーに走るノウハウや
細かいフォームの欠点を気づいたら指摘し、
ブラッシュアップしていきます。
(詳しい詳細は言い出したらキリがないので、お会いできれば是非聞いておくんなましw)
チームや個人の勝利ポイントを掴むため、お互いを高め合う精神ですね。
まとめ
他の記事と違い「お気軽にどうぞ」と言えない世界ですが、
実業団だからこそ生まれる連帯感は心地よいものがあります。
読者の方で目指す方向性が高みになった時は、
周りに認めてもらう実力をつけて、
実業団に入るのも有りだと思います。
この記事を書きながらのんびり ゆるポタで
「しまなみ街道」のオレンジ大福食べたいと思う、
おがくずがお送りしました(笑)
ただし、レースは落車も多い世界。
トレーニングで良い先輩に安全な走り方と
お作法を教えてもらってからの出場は
絶対条件だと思います。
みんなで、安心安全な自転車世界を目指して行きましょう♪