【Wahoo大幅値下げ?ZwiftとWahoo和解による影響】

ZwiftとWahoo、二つの屋内トレーニング業界の巨人が特許訴訟を解決し、新たな協力関係を築くことになりました。
この和解は、両社がそれぞれの製品を相互に販売するだけでなく、特許の限定的な使用も許可されるというものです。
特に注目すべきは、Wahooが人気のスマートトレーナーの大幅値下げを発表しました(現時点で海外のみ)
この記事では、和解の背景、合意に至った詳細、および今後の展望について詳しく解説します。
背景と訴訟の経緯
ZwiftとWahooは、特許訴訟を解決した後、 再び協力することに合意しました。
Wahooは2022年10月に Zwiftに対して訴訟を起こしました。
この訴訟は、Zwiftが2022年9月に発売した Hubスマートトレーナーが、
Wahooの特許を侵害しているというものでした。
訴訟は2025年に審理される予定でしたが、
両社は和解に至り、訴訟とそれに続く反訴を取り下げました。
合意の詳細
製品販売:
両社はそれぞれのウェブサイトで相手の製品を販売する新しい協力関係を築くことになりました。
特許使用許可: WahooはZwiftに対して、特定の特許を限定的に使用する許可を与えました。
市場展開
Zwiftは引き続き、アメリカ、イギリス、ヨーロッパでZWIFT HUB スマートトレーナーを販売します。 (ZWIFT HUB スマートトレーナーについては下記の記事を)
製品ラインナップ
ZwiftはWahooのスマートトレーー、バイク、アクセサリーを
ZwiftのHPで9月中旬から販売する予定です。
バンドルオプション
Wahooは、Wahoofitness経由でのスマートトレーナーまたはバイクの購入時にZwiftの1年分をバンドルで提供するオプションも用意します。
価格情報
Wahooは人気のKICKR Coreスマートトレーナーの価格を
$899USDから$599USDに 大幅に値下げしました。
今後の展望
両社は、今後数ヶ月で新しいビジネス関係の詳細を共有する予定です。
この和解は、屋内サイクリング業界で名高いWahooとZwiftが訴訟に費やすリソースを減らし、製品開発に注力できるようにするものと報じられています。
ZWIFTINSIDER Wahoo and Zwift Announce Settlement of Pending Litigation引用
https://zwiftinsider.com/wahoo-zwift-settlement/
CyclingWEEKLY Zwift and Wahoo partner-up again after patent spat引用
https://www.cyclingweekly.com/news/zwift-and-wahoo-partner-up-again-after-patent-spat
まとめ
ZwiftとWahooの和解は、屋内サイクリング業界において重要な一歩となりました。両社は新しい協力関係を築くことで、製品開発と市場拡大に更なる力を注ぐことができるでしょう。特に、WahooのKICKR Coreスマートトレーナーの価格が$599USDに大幅に値下げされたことは、海外消費者にとっても大きなニュースです。今後、両社はこの新しい協力関係を通じて、屋内フィットネスカテゴリーの成長と顧客への継続的な価値提供に焦点を当てていくと考えられます。