【レビュー:パワートレーニングバイブル】パワメーターを買ったら本書が必要な理由
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皆さんパワーメーターは
適切に使っていますか?
パワーメーターの使い方がFTP測定だけになっていませんか?
そんな貴方にこの一冊
パワートレーニングバイブル
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- 自身の得意分野を知る
- 最適負荷でのトレーニング
- レース等のパワーデータ分析
- 平均パワーの限界を打ち破る
- パフォーマンスの調整
- トレーニング計画
- 体力の変化を見る
- トライアスロン・MTB・シクロクロス・トラック競技への活用
- レースへの活用
上記は目次を一部ピックアップしました。
この一覧を見て自身がパワーメーターを
使いこなしてると言えますか?
筆者NOでした。
今回は、パワートレーニングバイブルのオススメになります。
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こちらの記事は要約でなく、
オススメしたい方や個人的オススメ利用法を書いたものになります。
著書 パワートレーニング・バイブルより引用
ハンターアレン アンドリュー・コーガン博士 共著
このような内容を知りたい方にお勧めの本
パワトレ用語を知りたい
パワートレーニングで最初につまずくのが、
用語の難しさじゃないでしょうか?
FTP?NP?TSS?
横文字並べられても分かりませんね(^_^;)
ロードバイクの教本は数あれど、
詳しくパワートレーニング用語について書いた本は少ないと思います。
手持ちの用語辞書として、
手元にあるだけでも役にたちますよ。
牽引を調べればすぐに分かります。
こちらは覚えずらいパワトレ用語をオモシロ?おかしく?
解説した記事なります。
良ければ参考にしてください♪
レース後の反省が分析が出来る
写真は左は
- AEPF 平均実行ペダル踏力
- CPV 円周ペダル速度
を軸に置いた分析図になります。
(上記名称の深い意味は本書を参考にして頂けると助かります。)
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こちらから読み解ける内容は多岐にわたります。
- 本番中ゴールスプリントで適切なパワー出せていたか?
- 出力は全体としてもどうだったか?
- 効率の高いトルク・ケイデンス管理ができていたか?
レース環境によって変わってくると思いますが、
散布図の目標イメージが分かると思います。
個人的に本書の分散図の章で、
「筋力トレーニングが自転車に約に役立った」
と誰かが十分な根拠もなしに言ってたのを
鵜呑みにしてはいけません。
という言葉が突き刺さりました。
上記の意味深く考察すれば
筋トレが約に立たないではなく、
その筋トレが「相関関係?それとも因果関係?」
だったかを散布図で分析しようという意味になると思います。
大事な価値観ですね。
休息日のタイミングが分かる
パワーメーターを持つと、
レストのタイミングを数値の指標として計測できます。
恐らく、多くの方がCTLをやみくもに伸ばしたり、
TSSを規定値で抑えたりが一般的だと思います。
CTLやTSS用語の意味は当HPか、
本書を買って勉強してね。
意外と知られてない事実として本番前TSBの最適値は
時間当たりのベストパワーによって多少違ってきます。
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そのほかシーズンにピークを1度又は複数回つける
それぞれのケーススタディーや
各用語の詳しい解説をしています。
そして、章の最後にかいてある言葉
「大局観をもつこと」と書かれています。
おそらく本書下添付写真マクロな視点、ミクロな視点を使い分けられず、
パワトレの数値は当てにならないと
思っている方も多い気がします。
パワーメーターを深く理解せずに持て余している方に、
効果の高い本だと思います。
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自身の弱点が分かる
パワープロフィールが分かれば、
自身の長所と短所が分かります。
例えば、1分全力で漕ぐ力は強いけど、
60分ずっと高強度が苦手な場合
クリテは得意だけどヒルクライムは得意と言うのが分かりますね。
極端ですが、パワーメーターがあれば
このようなパワー特性から向き不向きが分かります。
本書では、パワープロフィールの測定法、
自身のレベルがプロからアマチュアのどの段階なのかが分かります。
更に深く知りたい方は疲労プロフィールの分析を読めば、
詳細な得意分野を活かす方法も書いています。
例えば下、
レース500m手前でアタックをかけるべきか?
それとも、200mまで我慢するべきか?
データをもとに分析できます。
あらゆる競技に応用したい
自転車競技も多種にわたります。
- トライアスロン
- シクロクロス
- BMX
- トラック競技
上記の競技とパワーメーターについての考察も書かれています。
特に、トライアスロンは1章まるごと書かれており、
深く活用法が書かれています。
パワートレーニングの利用法
ヒルクライムのタイムを伸ばす
筆者クライマーなので、
ヒルクライムのタイムを伸ばしたくて購入しました。
ヒルクライムにとって大事なのは
なるべく一定ペースで走る事です。
練習後のパワーデータの確認事項、
心拍疲労が出やすいヒルクライムのレストタイミング、
本書でいかせる内容は数え切れないほどありました。
エンデューロのエコノミー
ローラーでのワークアウトや練習会、
フィジカルを中心に考えれば平均出力が高いのが正解です。
しかし、本番のレースはどうでしょうか?
答えは力をどれほど残して勝つかが正解です。
長丁場になるエンデューロレース等が特に顕著で、
ラストスプリントまで集団内で脚を温存した人が勝利に近づけます。
パワーデーターの見方が分かれば、
自身がどれほど無駄に力を使っていたか分かるはずです。
あらゆる分析ソフト・アプリでいかせる
巷には数えきれないほど、
パワーデーターを表示してくれるアプリやソフトがあります。
- ガーミンコネクト
- STRAVA
- Intervals.icu
- ゴールデンチーター
その他もろもろ、簡単に見えるものから、
複雑なソフトまで様々です。
上記ソフトとアプリ両方に言えることは、
基礎知識があると応用して使えるということです。
電子書籍やPDFはあるの?
ざんねんながら、
現状パワートレーニングバイブルに電子書籍はありません。
ただし、立ち読み版として
e-bookとpdfがあります。
良ければ購入前に読んでみましょう。
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マトメ
著書パワートレーニングバイブルを読めば、
パワーメーターの深い活かし方が分かります。
パワトレ用語、練習後の反省、自身の弱点、
等々メリットを上げたらキリがありません。
長い事読まれた本ですが、
今でも他の簡単なHOW TO本より圧倒的に深い内容が書かれています。
皆さんも一家に一冊バイブルとして、
手元に置いてみてはいかがでしょうか?