ロードバイク乗りとウナギ:夏のスタミナ源、ぶっちゃけどうなの?

夏といえばウナギ!ってイメージ、ありますよね。土用の丑の日なんてメディアが騒ぎ立てるもんだから、「ウナギ食ってスタミナつけるぞ!」って思ってるロードバイク乗りも少なくないはず。
でも、ちょっと待ってくださいよ。本当にウナギって、我々ロードバイク乗りの強力な味方になってくれるんでしょうか?
ウナギって本当にスタミナつくの?
結論から言うと、「つくにはつくけど、過信は禁物」って感じです。
ウナギにはビタミンA、B群、E、DHA、EPAなどが豊富に含まれていて、これらが疲労回復や粘膜強化、抗酸化作用なんかに役立つのは事実です。特にビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるのに必須だから、ロングライドでグリコーゲンを使いまくるロードバイク乗りにとってはありがたい栄養素。
でも、これってウナギだけが持ってるスーパーパワーってわけじゃないんですよね。
夏はウナギの旬じゃないってホント?
ほんとです。
天然ウナギの旬は秋から冬にかけて、脂が乗って一番美味しくなる時期だと言われています。夏に食べるウナギは、ほとんどが養殖もの。もちろん、養殖技術の進歩で美味しくなってるのは間違いないけど、天然の旬とは違うってことを知っておくのは大事です。

岡山のとあるうなぎの名店はホントに美味しいウナギを食べてほしいから、土用丑の日を休みにしている店があるとですよ。
ぶっちゃけ、他の食材でもコスパ考えたら良いかも
ウナギ、高いですよね。もし、「スタミナつけたい!」ってだけなら、他の食材でもっと効率よく、そして安く栄養を摂ることは可能です。
例えば、
- 豚肉: ビタミンB1の宝庫。安くて手に入りやすいし、色々な料理に使える。
- 鶏むね肉: 高タンパク低脂質。疲労回復に効果的なイミダゾールジペプチドも豊富。
- 青魚(サバ、イワシなど): DHA、EPAが豊富。良質な脂質を摂れる。
これらをバランスよく食べる方が、賢い選択かもしれません。
オススメの食べ合わせ食材は?
もしウナギを食べるなら、ぜひ意識してほしいのが「タンパク質と野菜」との組み合わせ。
ウナギ単体だと脂質が多いので、消化に負担がかかることもあります。それを補うためにも、
- 豆腐や納豆: タンパク質を補給しつつ、消化を助ける。
- 野菜全般: ビタミン、ミネラル、食物繊維を補給。特に旬の夏野菜は水分も豊富でGOOD。
定食で付いてくる肝吸いとかお漬物も、実は理にかなってるようです。

私は青ネギや玉ねぎを一緒に食べるようにしてます。豚肉と同じ感覚ですね。
本番前は控えるべきかも?
大事なレースやロングライドの前日にウナギを食べるのは、正直おすすめしません。
脂質が多いので、消化に時間がかかり、胃腸に負担をかける可能性があります。せっかくの決戦前に、お腹の調子を崩してしまっては元も子もありませんからね。
それよりも、消化に良い炭水化物と適度なタンパク質を摂ることを心がけましょう。
脂質は良質です
ウナギの脂質は、DHAやEPAといった不飽和脂肪酸が豊富で、いわゆる「良質な脂質」に分類されます。これは血液サラサラ効果や抗炎症作用など、体にとって嬉しい効果がたくさんあります。
だから、決してウナギが悪い食材だと言ってるわけじゃないんです。ただ、ロードバイク乗りにとっての「スタミナ源」としては、もっと効率的でコスパの良い選択肢がある、ということですね。
でも、鰻って美味しいじゃないか!
スタミナ!健康!と、ここまで言ってきましたが、そんな理由で食べてるんじゃない!
そう、鰻って美味しいですよね。
栄養学抜きにして、食べると心のスタミナが満たされる感覚。うん、旬じゃなくても食べたいと思う魅力が鰻にはあります。いくらでもご飯が進んじゃうんだよーー!!!
まとめ
というわけで、夏のウナギ、美味しいのは間違いないし、栄養も豊富です。でも、もし「最高のパフォーマンスを出したい!」と思ってるなら、過度な期待はせず、他の食材とのバランスを考えながら、ご褒美的に楽しむのがロードバイク乗りとしての賢い選択かもしれませんね!
いや、賢くなくてもいいから鰻を私は食べたいですW