ダンシングで踊れない?ロードバイクダンシングのコツと練習方法だよ
マッスルパンマン「まてー、背筋まん。」
背筋マン「high、highキン!」
ジム(の)おじさん 「マッスルパンマン、新しいSAV〇Sだよ」
バタバタ走るよトレッドミル子さん「はぁはぁ、マジ乳酸が」
マッスルパンマン「普通のパンチ!」
背筋マン「痛い、警察呼んで」
良くある、ジムの光景です。
プロローグは本編関係ありません。
こんにちは、オガクズです。
皆さんダンシング(立ち漕ぎ)は得意ですか?
ダンシングができないと嘆いてる方も多いのではないでしょうか。
折角ダンシングしても疲れるだけで効果が出ない等々悩みは色々あると思います。
筆者、シッティングよりはダンシング派のクライマーなので
少し参考になればと記事にしてみました。
自分に取って現状最適解なので、
よければ今回も一読して頂けると幸いです(^^)
ダンシングをする理由とは
そもそもダンシングとは
ダンシングとは、ママチャリで言うところの立ち漕ぎになります。
ロードバイク始めたばかりの方には聞き慣れない単語ですね。
筆者も最初ダンシング?踊るんかい!?と思いました。
ダンシングと言う言葉は和製英語で海外では使えないそうですよ。
立ち漕ぎの姿がダンシングしてる風に見えることから、ついたのかも知れません。
英語で立ち漕ぎすることを
- pedaling or riding out of the saddle
- standing on pedals
- standing pedaling
というそうです。
「スタペ」とか略されてそうですねw
引用:Wikipedia ダンシング (自転車競技)より
ダンシングは自由に腰の位置を動かせる
突然ですがロードバイクを初めてからママチャリ乗りましたか?
ダンシングが出来るとママチャリでも速く走れるかも知れません。
ダンシングだと「座らない=サドルの位置が自由」ということですね。
ジオメトリーの一部制約を受けないと考えたら凄いことです。
ただし、それに合わせられる体幹は必要かもしれません。
これは数年前、当時大学生だったライバルがママチャリで
練習に現れた時に気づいた事です(なんでママチャリで彼は来たんや!w)
彼のママチャリを借りて登ってみたのですが、
振り方と荷重の乗せどころを合わせればグイグイ進むぞと。
フレームジオメトリーが何とかしてくれる風潮があるけど、
自分から細かいところは合わせていく意識も大切なのかなと思いました。
*因みに筆者はMTBで来てたので、はたから見ると練習には見えなかったはずw
(一様ママチャリで彼に勝ちました)
ちゃんとダンシングで振れば速いよ
筆者はダンシングを教えて下さいと言われたときに、
ハンドルを8の時に近い感覚で左右に振るんだよと説明していました。
自分で言っておきながら分かりづらいなと。
何か分かりやすく伝える方法ないかなと色々読んでいたのですが、
ものすごく分かりやすい本を見つけました。
先ずはコチラの動画を
動画は書籍 「究極のロードバイクダンシング」内にある参考動画になります。
この動画の通り自身のフレームのホイールを外して試して見ましょう。
先ずはホイールを手に持ち
- ホイールを回転させない状態で左右に振る
- ホイールを回転させた状態で左右に振る
この2つを試して下さい。
恐らく回転させた状態だと左右に振りづらいと思います。
詳しくは下の章で書きますが、
ダンシングでキチンと振れると速くなりますよ♪
引用:究極のロードバイクダンシング 力任せのダンシングはもう終わりにしよう おおのけいすけ(著)
今回記事でかなり参考にさせて頂いてます。他の参考本より気づきが多い内容だったので是非一度読んで貰いたいです。
Kindle Unlimitedに登録していれば無料で読めますよ♪
ダンシングの練習方法とコツについて
荷重のかけ方はダウンヒル動画を見よう
大概の教本には重心の位置の重要性が書かれていると思います。
もちろん、それは大事だと思います。
ただしそこから考え方入ると、
「ロードバイクはケイデンス90で絶対走らなければいけない!」
というような固定観念に近い感覚で荷重を捉えることになると思います。
*ちょっと例が変ですみません(汗)
なので、MTBのダウンヒル動画見てみましょうw
動画の下りが速すぎて若干見えづらいですが、
かなりの時間腰を浮かせて荷重のバランスを取っています。
ヒルクライムでここまでの荷重移動はないですが、
イメージがここから入ると荷重位置は坂に対して合わせていく事が出来ると思います。
色々見てみると参考になると思います。
ダンシングはサドル制約がないのがメリットなので、
存分にその恩恵を受けましょうw
練習方法としては、
固定ローラーの両足を3時と9時の位置に脚をのせ立ちます。
その両足の真ん中を荷重位置として覚えておきましょう。
その位置を感覚的に覚えた状態で、
路面に荷重を合わせるイメージを持つことが重要だと思います。
ただし、下の方法ずっとペタルの上に立ち続けるのは難しいです。
フラフラと安定しないかも知れませんが、
先ずは荷重の位置だけまずは掴んでみましょう。
*荷重位置とは別に、立ち続けるのは良いバランストレーニングになります。
両手を何かに掴める場所で練習してみるのも有りだと思います。
ダンシングの振りをマスターしよう
先程ホイールを外すと左右の振りの意味が分かると書きました。
実戦でキチンと振れるようにコツを紹介します。
恐らく、実走で左右にフレームを振ると
取外して回転させたホイール感じた、振り辛らさがあると思います。
なのでもう一度取外したホイールを手に持ち
ホイールを回転させて振りやすいポイントを探りましょう。
恐らく8の字に近い感覚で振れば振りやすいと思います。
その感覚を忘れないまま実走でフィードバックしてみましょう。
最初、実走でフィードバックするには時間がかかると思います。
しかし、何度も練習していると
路面とタイヤのグリップ感覚が変わると言えばいいのか、
振りに対して前にグイグイ進む感覚が生まれると思います。
先ずは練習あるのみです。
上はおがくずの経験的な説明を乗せています。
引用させて頂いた著書「 究極のロードバイクダンシング 」には
理論だてて詳しく書かれています。
少し、自分の所感と若干違うところあるかも知れませんが、
ホントに参考になるので左右の振りについて詳しく知りたければ是非読んで見て下さい(^^)
ダンシング切り替えるタイミングを見つけよう
シッティングで行けばいいのか?
ダンシングで行けばタイムが稼げるのか?
色々なシチュエーションで大いに悩みますよねw
坂だから全部ダンシングすれば良いものでもないのが難しいところですね(^^;
参考程度になりますが、下にダンシングオススメのシチュエーションを書きました。
- 下りから上りへの立ち上がり等、トルクが変動するタイミング
- 急勾配
- 悪路で路面が荒れている場所
他にもありますが、上記のタイミングで筆者はダンシングをしてる場合が多い気がします。
特に、上記トルク変動のタイミングはブリがつくのとシフトチェンジ回数も減らせるのでオススメですよ。
荷重位置を調整しやすい身体を作ろう
ヒルクライムの場合、
長丁場で高強度が必要になってきます。
その時、荷重調整には体幹が必要になってくると思います。
王道のトレーニングはプランクになりますが、
自身の身体と向き合い弱点を探ることが大事になってきます。
コチラも参考になる動画ですが、
武井壮さんのトレーニングについての持論。
体幹トレーニングの捉え方としても参考になると思います(^^)
サドルを外して練習しよう
見出しにある「サドルを外して練習しよう」、、、
一見ネタにも見えますが、これは効果てきめんですよw
筆者も最長180km友達とサドル抜きライドをした事あるのですが、
ずっとダンシングが段々当たり前になってくるので練習できますw
サドルがあると、ついつい座っちゃうんですよね。
上記のような、長い距離しなくても大丈夫なので、
30km程をサドル抜きで練習するのがオススメですよ♪
恐らくサドルを外しての練習を最初に提唱したのは、
堂城 賢さん著書の「自転車の教科書」が最初だと思います。
ZWIFTやローラーのダンシング
ローラー台の上でダンシング練習をするなら、
個人的に3本ローラーがオススメです。
左右に振る感覚を実感できる3本ローラ。
ただし、慣れないと転倒の恐れもあるので注意しましょう。
ZWIFTで勢い余って壁に激突しちゃ駄目よw
まとめ
世には数多くの教本があります。
そのどれもがしっかり書かれてる内容で、正解だと思います。
今回の記事はあくまで自分にとっての最適解のなので参考になればと思います。
ただし、どんな教えにしても練習は必要になると思うので、
色々と試行錯誤し挑戦してきましょう!
皆さんのダンシングの力添えになれば幸いです(^^)