【オツカレー部プレゼンツ】サイコ・シーソー:全裸法師の歪んだ遊戯 前編
突然ですが何故かオツカレー部で小説を作ろうという話になりました。
ちょっと何言ってるか分かりませんよね。
私もよくわかりません。
そんなわけで、少しサイコな部員達が勝手に作った
ジャンル不明の妄想自転車小説をどうかお楽しみ下さい。
サイコ・シーソー:全裸法師の歪んだ遊戯 前編
キャスト
- 原作脚本:ユタ
- 煩悩:チョビッシも
- メルカリ担当:電磁開閉器ミキ
- 世界の:オガクズ
- ただの大根:るーのすけ
- 魚:鯖
- 人:ゆうじ
全裸の筋肉僧侶、「オガクズ」の生態
昔、晴れの国岡山の中心部にあるオガハウスというお寺に、勉強はからっきしだが常に全裸でズイフトを楽しむズイフト法師「オガクズ」という男がいた。
彼は幼いころからちんちんが細すぎることに不自由を感じて、常に全裸で過ごしているというなんとも奇っ怪な男であったが、ズイフトの実力は師匠である「チョボ和尚」をしのぐ程の腕前だったそうな。
彼の日課は、朝にアサルトモーニングというラジオを放送することであり、その非凡な才能により国中で話題を集めました。特に自転車レースの話題では真に迫るものがあったという。
チョボ和尚の真剣な提案、継ぎ目なしの遺産
オガクズがいつものようにラジオ放送を終えたころ、チョボ和尚が声を掛けました。
チョボ和尚「オガクズや、配信をするのもよいが寺の修行もおろそかにするでないぞ」
オガクズは、また和尚の小言が始まったと、内心辟易しながら答えます。
オガクズ「和尚、オラ寺の修行よりも配信が向いていると思うんだ。フォロワーも順調に増えてるし収益化もできてる。正直こっちをメインにしたほうがいいと思…」
チョボ和尚が遮りました。
チョボ和尚「おぬしも知っている通りワシの性癖は特殊じゃ。跡継ぎも望めない中、おぬしという将来有望な若者にこそ継いでもらいたいと思っている。かつてこの国には様々な悪霊が跋扈しており、わしの先祖が封印をしてきた。しかし、その封印も時期に解ける恐れがある。おぬしにはすべてを伝えたいのじゃ」
いつもふざけた言動ばかりのチョボ和尚が珍しく真面目な顔で話をしていることにオガクズは驚きを隠せませんでした。
頂点への挑戦、オガクズの配信葛藤
しかし、オガクズも素直に受け入れられません。
オガクズ「和尚の気持ちはよくわかります。でも…オラはもう少し自分を試したいのです…」
オガクズはそのまま走り去ってしまいました。
チョボ和尚「わかっておる…しかし…もう時間がないのじゃ…」
チョボ和尚は虚空を見てつぶやきました。
オガクズの名声が隣の国に広まり始めたある蒸し暑い真夏の夜♂、オガクズは悩んでいました。
配信はある程度固定層を獲得しているものの、新規フォロワー数が伸びあぐねていました。ここで一歩何か策を講じる必要があります。
オガクズは思いました。ちんちんが粗末なのは仕方ないが配信者としては一皮むけたい、と。
しかし、いくら頭を悩ませても妙案が浮かびません。
オガクズ「しかたない…こんな時はとにかく練習だ!」
オガクズがオガハウスでズイフト稽古をしていると。
ノック音の主、るーのすけの謎多き訪問
コンコン…。
扉をノックする音が聞こえます。
こんな夜更けに誰だろう…
コンコン…
オガクズ「ちょっとお待ちください~」
ドンドン!!
オガクズは急いで扉に向かいます。
扉を開けると1人の男が立っており、るーのすけと名乗りました。
るーのすけはやんごとなきお方のような出で立ちと振る舞いをしております。
オガクズは相応の対応をしなければならないと思いつつも気になることが一つ…。るーのすけの顔がぼんやりとしていて、なんだかよく見えないのです。
オガクズ、闇のヴェールに思いを馳せる
オガクズ「るーのすけ様と仰いましたか?暗いせいか、よくお顔が見えません。立ち話もなんですので良ければ中に入りませんか?」
るーのすけ「某は生来身体が弱く、特に日光や火といった明るいものが苦手なのだ。夜間であってもこの闇のヴェールを身にまとっていないと外出できない。軒先で構わないので少し話を聞いてくれまいか?」
『闇のヴェールって以前チョボ和尚が何か言ってた気がするけど思い出せない。まぁ、いっか…』
そう、オガクズは勉強がからっきしでした。
るーのすけの激推し!カレーとズイフトの奇跡
話を聞くと、るーのすけはどうやらオガクズの熱狂的なファンであり、ぜひズイフトの漕ぎ語り(アサルトモーニング、オガラジ)を屋敷で聞きたいということらしい。
るーのすけ「そなたのために専用の撮影会場とカレーを用意した。某は知り合いも多い。オガクズのすばらしさを広めたいと考えておるのだ。」
フォロワー数増加に拍車をかけたいオガクズにとってこの提案は渡りに船ともいえるものでした。
オガクズは喜びを隠せませんでした。
二つ返事でOKと答えたオガクズにるーのすけは続けて言います「ではさっそくウチに来てくれまいか?」
オガクズ「え…でもるーのすけ様…今は深夜ですし、まだ生放送の構想もできておりませぬ」
るーのすけ「おぬしなら即興でもいいものができるだろう。某は飾らぬおぬしの放送を聞きたいのだ。」
るーのすけの期待にオガクズはついつい気をよくして「わかりました!今すぐ行きましょう!」と答えてしまったのです。
馬車の振動で尻が割れる!? ミッドナイトトリップ
外に出ると馬車が用意されていました。馬もなんだか姿がぼんやりしています。
中に入ると、るーのすけの座席には気持ちよさそうなクッションが敷かれています。
しかし、オガクズの座席は何もなく、ガタガタと揺れ馬車でお尻が痛くなってしまいました。
おがくず「るーのすけ様、オラにもクッションをいただけないでしょうか?このままだとお尻が割れてしまいそうです。」
るーのすけ「なぁに、それも一つのスパイスになるであろう!」るーのすけは笑っていますが、オガクズはるーのすけが何を言っているのか意味が分かりませんでした。
オガクズは配信のためだと、硬いシートに座り、我慢しつづけました。
目前に広がる奇怪な屋敷、菊門の秘密
馬車に揺られること1時間。
オガクズの眼前には大きな菊門*の屋敷が。
オガクズ「はぇ~・・・奇っ怪な屋敷があるもんだ」
オガクズは自分が全裸であることを棚に上げて話します。
るーのすけ「実はこの屋敷は、今回の撮影のために急遽建築したものなのだ。オガクズをイメージしておる。名をオガクズ御殿という」
オガクズ「だから菊門なのですね!」
るーのすけ「配信がうまくいった暁には、この屋敷も進呈しよう。」
オガクズはがぜんやる気になりました。
~続く~
そんなわけで、こちらの記事はまだ前編ですw
次号怒涛の展開を正座して待つべし!
To be continued