浪費と消費を理解するのがダイエットへの近道かも?

どうもどうも〜!オガクズです♪
先日、バナナを食べてたんですが、「あれ?これって味わって食べてたっけ?」って気づいちゃったんですよね。カロリー計算して、タイミング見計らって、でも結局「食べた」って事実だけが残って、味は全然覚えてないという…orz
そんな時にふと思い出したのが、以前読んだ「暇と退屈の倫理学」という本の話。これがまた、ダイエットとか食事について考える上で参考になるかもと?(書籍にも下記に触れる食事についての話もあります)
今日は書籍のお話も交えながら、「なんで俺たちは食べ過ぎちゃうのか」「どうすれば自然に適量で満足できるのか」について、考えてみました(^^)
浪費と消費とは?
さて、いきなり小難しそうな話ですが、安心してください!私も最初は「は?なにそれ?」って感じでしたからw
簡単に言うと、「消費」と「浪費」って全然違うものなんです。でも現代人はこの2つをごっちゃにしちゃってるから、色々と生きづらくなってるらしいんですよね〜。
原住民が太らないのは浪費として食を楽しんでいるから
ここで面白い話があります!狩猟採集民の人たちって、基本的に肥満とは無縁なんですって。
なんでかっていうと、彼らは食べ物を「浪費」してるから。浪費っていうと悪いイメージがあるかもしれませんが、ここでいう浪費は「モノそのものを心ゆくまで楽しむこと」なんです。
例えば、狩りで獲った獲物を焼いて食べる時、彼らは:
- 肉の焼ける香りを楽しむ
- ジューシーな脂の旨味を堪能する
- みんなでワイワイ食べる時間を大切にする
- お腹いっぱいになったら自然と箸(?)が止まる
つまり、食べ物そのものの美味しさや満足感をダイレクトに味わってるんですよ!
食を純粋に楽しんでいるから限界は来る
これ、ロードバイクで例えるとわかりやすいかも?
皆さん、大好きなヒルクライム(嘘です、キツイですよねw)をやってる時って、どんなに好きでも永遠には登れないじゃないですか。足はパンパンになるし、心拍はマックスになるし、自然と「もう無理〜!」ってなりますよね。
食べ物の浪費も同じなんです。純粋に味や食感を楽しんでると、身体が「もう十分だよ〜」って教えてくれるんです。
でも現代人の私たちは…?
消費社会は無限に消費する
はい、ここからが本題です!現代社会における「消費」の恐ろしさについて。
消費っていうのは、モノそのものじゃなくて、モノに付いてる「意味」とか「情報」を食べちゃうことなんです。
例えば:
- 「インスタで話題の○○」を食べに行く
- 「糖質制限に良い」って書いてある商品を買う
- 「芸能人も愛用!」のプロテインを飲む
- 「今だけ限定!」のスイーツに飛びつく
これ、全部「情報」を食べてるんですよね〜。味じゃなくて。
で、情報って物理的な限界がないから、いくら食べても満足しないんです!怖くないですか?ww
誰かの流行や広告、気持ちを満たしたい消費のループ
私も昔はこのループにハマってました…。
「あのサイクリストが飲んでる」っていうサプリを買い漁ったり、「最新の栄養学では〜」って情報に振り回されたり。でも結局、体重は減らないし、むしろストレスで食べちゃうしで、完全に負のスパイラルでしたね(泣)
このループの怖いところは:
- 新しい情報を見つける
- それを試してみる
- すぐに次の情報が気になる
- また新しいものを試す
- 永遠に1に戻る…
まさにハムスターの回し車状態!これじゃあ、いつまでたっても満足できないし、ダイエットも成功しないわけです。
つまりどうすればいいのか?
じゃあ、この消費地獄から抜け出すにはどうすればいいのか?ここからは実践的な話をしていきますよ〜!
今食べたいと思っている食事は観念なのか認識する
まず最初のステップは、自分の食欲の正体を見破ることです。
お腹が空いた時、こんな風に自問自答してみてください:
「今食べたいのは、本当に○○の味?それとも○○っていう情報?」
例えば、「タピオカミルクティー飲みたい!」って思った時:
- 本当にあの甘い味ともちもち食感が欲しい?→浪費的欲求(OK!)
- それとも「映える」から?「流行ってる」から?→消費的欲求(ちょっと待った!)
私の場合、補給食を選ぶ時もこれを意識するようになりました。「エネルギージェルは効率的!」っていう情報に踊らされず、「今の自分の身体は何を欲してる?」って聞くようにしてます。
すると意外と、「普通におにぎりが食べたい」とか「バナナで十分」とか、シンプルな答えが返ってくることが多いんですよね♪
誰かが言っていたという生き方をしない
これ、めっちゃ大事!!
「○○さんが1日1食で痩せた」とか「△△式ダイエットが最強」とか、誰かの成功体験に振り回されてませんか?
私も以前は、速い人のブログ見ては「同じ補給食にしよう」「同じトレーニングメニューやろう」って真似ばっかりしてました。でも結果は…察してくださいww
自分の身体は自分にしかわからないんです。
VO2maxの記事でも書きましたが、同じトレーニングしても効果は人それぞれ。食事だって同じです。私には私の、あなたにはあなたの最適解があるはず!
主観的に行動しているようで言葉と裏腹にいきていないか
「自分で決めてる」って思ってても、実は誰かの価値観で生きてることって多いんですよね〜。
例えば:
- 「健康のために」糖質制限してるけど、本当は美味しいパスタが食べたい
- 「筋肉のために」プロテイン飲んでるけど、味は全然好きじゃない
- 「痩せるために」サラダだけ食べてるけど、満足感ゼロ
これ、全部「〜のために」っていう目的に支配されちゃってるんです。
でも、ちょっと待って!食事って本来、それ自体が楽しいものじゃないですか?
私は最近、「美味しいから食べる」「楽しいから食べる」を大切にするようにしました。すると不思議なことに、暴食することが減ったんです。だって、本当に美味しいものを味わって食べてると、そんなに量はいらないんですよ♪
消費と浪費については暇と退屈の倫理学より詳しく学びました
この考え方、私は國分功一郎さんの「暇と退屈の倫理学」という本を中心に学びました。
「あ〜!それそれ!」って共感する部分がたくさんあって、目からウロコでしたね。
特に印象的だったのは、現代人は「消費者」として生きることを強制されてるっていう指摘。確かに、朝起きてから寝るまで、ずーっと何かの情報に晒されてますもんね。
でも、たまには情報をシャットアウトして、純粋に「今」を楽しむ時間も必要なんじゃないかな〜って思います。
「ながら食べ」をやめて味覚の解像度を上げる
皆さん、食事中にスマホ見たり、テレビ見たりしてませんか?私もやってしまうことが(恥)
でもこれ、味覚の解像度を思いっきり下げちゃってるんです!
試しに一度、こんな風に食べてみてください:
- スマホは机の上に置かない(できれば別の部屋に)
- 一口目を口に入れたら、箸を置く
- 30回噛む(無理なら20回でもOK)
- 味の変化を観察する
- 飲み込んでから次の一口へ
最初は「めんどくさ!」って思うかもしれませんが、慣れると食事が瞑想タイムみたいになって、意外と楽しいんです♪
私の場合、これをやり始めてから:
- 少量で満足できるようになった
- 食後の満足感が高い
- 「何食べたっけ?」がなくなった
特にローラー台トレーニング後の食事でこれやると、身体が喜んでるのがわかるんですよね〜。「あぁ、炭水化物が染み渡る〜」みたいなww
満腹中枢くんと仲良くなるための3つの習慣
次は、私たちの中にいる「満腹中枢くん」と仲良くなる方法です!
満腹中枢くんは、実はとっても優秀なんですが、現代の食生活だと声が聞こえにくくなっちゃってるんです。で、その声を聞きやすくする習慣がこちら:
1. 食事時間を20分以上確保する
満腹中枢くんが「お腹いっぱいだよ〜」って教えてくれるまで、約20分かかるんです。だから早食いは禁物!
私は以前、補給食を5分で詰め込んでましたが(ヒルクライム中だから仕方ない?w)、普段の食事はゆっくり食べるようにしました。
2. 腹八分目で箸を置く練習
「まだ食べられる」って時に、あえて箸を置く。これ、最初はめちゃくちゃ難しいです!
でも面白いことに、箸を置いて5分待つと「あれ?もう十分かも」ってなることが多いんです。満腹中枢くんの声が遅れて届くんですね〜。

途中でお皿とか洗いに行くとか、結構ありですよ。
3. 食前に水を一杯飲む
これ、単純だけど効果大!胃に少し水分が入ると、満腹中枢くんが活性化しやすくなるみたいです。
ただし、がぶ飲みは禁物。ゆっくり味わうように飲むのがコツですよ♪
食べることは生きること、生きることは楽しむこと
ここからはちょっと書籍から感じた良い話になりますが、お付き合いください〜。
最近思うんですけど、食事って人生の縮図じゃないですか?
ロードバイクも同じで、ただ速く走ることだけが目的じゃない。風を感じたり、景色を楽しんだり、仲間と走る喜びがあったり。それと同じように、食事も「栄養補給」だけじゃなくて、もっと豊かな体験のはず。
國分功一郎さんの本にも書いてありましたが、人間には「楽しむ能力」があるんです。でも現代社会は、その能力を使わせないように仕向けてる。
だって、純粋に楽しんで満足されちゃったら、新しい商品が売れなくなっちゃいますからねww
でも私たちは、その罠から抜け出すことができる。どうやって?今この瞬間を味わうことで。
今日の昼ごはん、ただの燃料補給じゃなくて、人生の大切な一コマとして楽しんでみませんか?
まとめ:結局どうすればいいの?
長々と書いてきましたが、結論はシンプルです!
- 食べ物の「情報」じゃなくて「味」を楽しもう
- 誰かの価値観じゃなくて、自分の身体の声を聞こう
- 「〜のため」じゃなくて「美味しいから」食べよう
- ゆっくり味わって、満腹中枢くんと対話しよう
- 食事をシンプルに楽しもう
これ、別に「意識高い系」の話じゃないですよ〜。むしろ逆で、もっとシンプルに、もっと素直に生きようってことなんです。
私も完璧にできてるわけじゃありません。時々、コンビニスイーツの誘惑に負けることもあるし(新商品の情報に踊らされてるww)、ストレスで暴食することもあります。
でも、少しずつ「浪費的な食べ方」ができるようになってきて、結果的に体重も体調も良い方向に向かってます。何より、食事が楽しくなったのが一番の収穫かな♪
皆さんも、今日の夕飯から試してみませんか?スマホを置いて、ゆっくり味わって、自分の身体と対話しながら。
きっと、新しい発見があるはずです!
一緒に、楽しく健康になっていきましょう!ではでは〜♪