【価格だけで選んでいい?】CYCPLUS T2H スマートトレーナーは買うべきか?

皆さんZWIFT楽しんでますか?
今回は2025年に登場したCYCPLUS T2Hというスマートトレーナーについて調べてみました。
「ダイレクトドライブ式で6万円程」
という価格設定が気になって調べてみたんですが、 良い点も気になる点もあったのでまとめていきます。

価格はよく変わるので注意してください。
CYCPLUS T2Hってどんなスマトレ?
CYCPLUSは中国のメーカーで、 電動エアポンプやGPSサイコンなども展開しています。
T2Hは同社のスマートトレーナーT2の廉価パッケージ版として登場したモデル。
性能面はT2と同等ですが、 スプロケット・マット・ANT+ドングルが別売りになっています。
つまり、既にこれらを持っている人なら 安価に導入できるという位置づけですね。
スペックを確認
T2Hの公称スペックはこんな感じ。
| 項目 | CYCPLUS T2H |
|---|---|
| 最大出力 | 2,200W |
| 最大勾配シミュレーション | 20% |
| パワー精度 | ±1% |
| 接続 | Bluetooth 5.0 / ANT+ FE-C |
| サイズ | 516 × 520 × 540 mm |
| 重量 | 16.6kg |
| 電源 | AC電源(自己発電モードあり) |
| 駆動方式 | BLDCモーター直接駆動 |
BLDCモーター(ブラシレス直流モーター)を採用しており、 ベルト駆動方式とは異なる直接制御の仕組みです。
これにより、
- キャリブレーション不要
- ペダリングで発電して電源なしでも動作可能
といった特徴があるとされています。

価格を比較してみる
T2Hの最大のポイントはやはり価格です。
主要スマートトレーナーとの比較
| 製品 | 日本価格(税込) | 最大出力 | 勾配 | 精度 |
|---|---|---|---|---|
| CYCPLUS T2H | 約59,500円 | 2,200W | 20% | ±1% |
| CYCPLUS T2 | 約73,000円〜 | 2,200W | 20% | ±1% |
| Wahoo KICKR CORE | 約11〜12.5万円 | 1,800W | 16% | ±2% |
| Elite Suito-T | 約10.4万円 | 1,900W | 15% | ±2.5% |
| Tacx Neo 2T | 約18〜22万円 | 2,200W | 25% | ±1% |
6万円を切る価格でダイレクトドライブ式というのは、 確かに他にあまり選択肢がありません。
ただし、スプロケット・マット・ANT+ドングルは別売りなので、 これらを持っていない場合は追加で1〜2万円程度必要になります。
ユーザーの評価を見てみる
国内のレビューをいくつか見てみました。
評価されているポイント
静音性
複数のレビューで静音性の高さが評価されています。
「過去に使ったローラー台と比べて大幅に静か」という声がありました。
ノイズキャンセリングイヤホンをつければ、 映画やアニメを見ながらでも問題なくトレーニングできるとのこと。
セットアップの簡単さ
「過去に使ってきたローラー台の中では一番使いやすい」 「直感的に使いやすくて難しいことを考えずにスマートに使える」
初心者でも導入しやすいという評価が多い印象です。
各種接続がシームレス
Bluetooth 5.0とANT+に対応しており、 Zwiftとの連動もスムーズという報告があります。
また、GARMINサイコンで負荷調整ができる点も 評価されていました。
コストパフォーマンス
「安価に導入したい人にはもってこい」
昨今の高性能スマートローラーは平気で10万円以上するので、 6万円という価格設定は魅力的という意見がありました。

注意が必要なポイント
一方で、気になる点もあります。
漕ぎ出しの負荷応答
Amazonのレビューで複数報告されているのがこの点。
「10%位の坂を高ケイデンスで回そうとすると、ペダルを踏んだ瞬間の負荷の掛かり方が遅れる」 「1〜2時は負荷が小さく、3時くらいで負荷がしっかり掛かる感じ」
Tacx NeoやWahoo KICKRからの乗り換えだと、 この違和感を感じる人がいるようです。
慣れの範囲という意見もありますが、 ベルト駆動式の滑らかさとは異なる特性があるようです。
初期不良の報告
Amazonレビューで「使用して20日ほどで壊れた」という報告がありました。
もちろん個体差の問題かもしれませんが、 新興メーカーの製品であることは認識しておくべきでしょう。
付属品が別売り
T2Hにはスプロケット・マット・ANT+ドングルが付属しません。
これらを持っていない場合は別途購入が必要です。
- スプロケット:5,000〜10,000円程度
- マット:3,000〜5,000円程度
- ANT+ドングル:2,000〜3,000円程度
スマトレふくめ全部揃えると、実質7〜8万円程度になるかもしれません。
既に持っている人には良いですが、 初めてスマトレを導入する人は上位モデルのT2 (付属品込みで約73,000円〜)との比較検討もありかもですね。
日本語サポートについて
CYCPLUSは電動エアポンプなどで 「丁寧で使いやすいプロダクトを作るメーカー」 という評価がある一方、
説明書が英語のみという点や、 サポートが主に英語・中国語対応という点は 認識しておく必要があります。
どんな人に向いているか
検討の価値あり
- 予算を抑えたい(6〜7万円以下で探している)
- スプロケット・マットを既に持っている
- ZWIFTをカジュアルに楽しみたい
- 従来の一世代前のローラー台からの買い替えを検討
- 初めてのスマトレで、セットアップの簡単さを重視
他製品を検討すべき
- 漕ぎ出しの負荷応答を重視するシリアスなトレーニング志向
- 日本語サポートが必須
- 付属品込みですぐに使い始めたい → T2の方が良いかも
- 長期的な安心感・実績のあるブランドを重視
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まとめ
CYCPLUS T2Hは、実売6万円でダイレクトドライブ式という なかなかニッチな立ち位置の製品です。
実際のユーザーレビューを見ると、
- 静音性の高さ
- セットアップの簡単さ
- 接続のシームレスさ
といった点で評価されており、 「過去に使ってきたローラー台の中では一番使いやすい」 という声もあります。
一方で、
- 漕ぎ出し時の負荷応答にクセがある
- 付属品が別売り
- 初期不良の報告もある
といった点は認識しておく必要があります。
個人的な印象としては、
- 予算を抑えてダイレクトドライブを試したい
- 既にスプロケット等を持っている
- カジュアルにZWIFTを楽しみたい
という人には、検討する価値があるかなと思います。
ただ、付属品を持っていない初心者の場合は、 最初から全部揃っているT2との価格差(約1.5万円)を考えると、 T2の方がトータルでお得になる可能性もあります。
何を重視するかで選択が変わる製品ですね。







