ピーマンの「たね」と「わた」: 有酸素系アスリート注目の食材
ピーマンを調理する際、
多くの人は中の「たね」や「わた」を取り除きます。
否!もったいないから食べましょうw
予想以上に心拍系、
有酸素運動能力を向上させる栄養が多く含まれています。
特にピラジンの効果は要注目です。
白いわたの部分は胎盤と呼ばれているよ
ピーマン種とワタの素晴らしいポイントは?
ピラジンで有酸素能力UP
ピーマンに含まれる香り成分「ピラジン」が血流を改善する効果があるとされています。この成分は、血管を拡張し、血流を促進することで、心臓にかかる負担を減らす可能性があります。
アスリートにとっては、これが筋肉への酸素供給を向上させ、
パフォーマンスを高める可能性があります。
ピラジンとは?
ピラジンは、ピーマンや他の種類のペッパーに含まれる香り成分です。
この成分は、特にピーマンが加熱されると、その量が増加する傾向があります。
研究によれば、ピラジンの含有量は、ピーマンの種がローストされる時間によって増加することが示されています。特に、ピラジンはピーマンの種に多く含まれ、その量はローストの時間と温度に依存します。(時間と温度については下記で詳しく解説しています)
海外では捨てずに食べることが多いそうです。
アスリートにとってのメリット多数
ピラジンを抜きにしても栄養豊富なピーマンのワタと種、
接種することで得られるメリットを解説します。
バランスの良い栄養摂取
多様な栄養成分が含まれているため、アスリートにとってはバランスの良い栄養摂取が可能です。これにより、トレーニングの効果を最大限に引き出すことができます。
パフォーマンス向上
血流が良くなることで、筋肉の酸素供給が向上し、パフォーマンスが高まる可能性があります。特に、持久力が必要なスポーツや高強度のトレーニングにおいて、この効果は非常に価値があります。
ミネラルが豊富
ピーマンのたねとわたには、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄などのミネラルが豊富です。これらのミネラルは、骨や組織の健康をサポートし、酵素の働きを助けます。
カルシウム
カルシウムは骨や歯の健康に必要不可欠です。また、神経伝達や筋肉の収縮にも関与しています。アスリートにとっては、骨折や筋肉の損傷を防ぐために重要です。
マグネシウム
マグネシウムは、エネルギー代謝や神経機能、筋肉の動き、心臓の健康にも影響を与えます。特に、疲労回復やパフォーマンス向上に貢献する可能性があります。
亜鉛
亜鉛は免疫機能の強化や傷の治癒、タンパク質の合成に関与しています。アスリートにとっては、トレーニング後の回復や免疫力の維持に有用です。
鉄
鉄は酸素の運搬に必要なミネラルです。アスリートにとっては、酸素供給が重要であり、鉄不足はパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。
ビタミンの宝庫
ビタミンC、A、B群など、多くのビタミンも含まれています。特にビタミンCは、アスリートにとって重要な抗酸化作用を持ちます。
ビタミンC
ビタミンCは抗酸化作用があり、細胞のダメージを防ぐことができます。また、コラーゲンの生成にも必要であり、筋肉や皮膚、関節の健康に寄与します。
ビタミンA
ビタミンAは視覚や免疫機能、皮膚の健康に重要です。アスリートにとっては、夜間の視覚や傷の治癒、免疫力の強化に有用です。
ビタミンB群
ビタミンB群はエネルギー代謝や神経機能に関与しています。特に、疲労回復や集中力の向上、エネルギー効率の最適化に役立つ可能性があります。
ピーマンの種とワタを食べる際のポイント
加熱するとピラジンが増える
特殊な環境下になりますが、
(140°C)と時間(90分)の環境下においてピラジン濃度が多くなるという
実験結果があります。
メイラードモデルシステムという文献の引用です。
加熱して同じ環境を作れば再現できるかもしれません。
引用:Formation of Pyrazines in Maillard Model Systems: Effects of Structures of Lysine-Containing Dipeptides/Tripeptides(NLM HPより)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7910932/
美味しく食べる調理法
コチラは料理研究家リュウジさんのツイートになります。
写真を見るだけで美味しさが伝わってきますね!
是非、試してみてはいかがでしょうか!?
そのまま食べても美味しいよ
筆者は生でそのまま食べています。
若干苦味ありますが噛みしめると旨味が出てきます。
種も噛みごたえがあるので、
良く噛むことで唾液が分泌されるから良いですよ。
とはいえ極端はだめよ
どんな食材も極端に食べても良いことありません。
ミネラルや一部のビタミンは過剰摂取は健康を損ないます。
注意しましょう。
ピーマンのワタと種食べ過ぎで過剰摂取になるのはレアだと思いますが、念のためにねw
まとめ
ピーマンのワタと種は栄養の宝庫です。
特に有酸素系アスリートにとって嬉しい栄養がもりだくさんです。
心臓が強くなるピラジン、各種ビタミン・ミネラル。
今まで捨てていたワタと種、
是非食べてみましょう。