ロードバイクのギアチェンジの基本とコツ

ロードバイクのギアチェンジは一見複雑そうですが、実は一定の法則があります。その法則を理解すれば、あなたもギアチェンジの達人になれるでしょう。
しかし、その前に基本を忘れてはなりません。ギアを変えるためには常にペダルを回し続けることが必要です。ペダルが動いていないと、どれだけレバーを操作してもギアは微動だにしないのです。
ロードバイクのギアチェンジ: 坂道での心得
坂道でのギアチェンジは特に重要です。急な坂を上る前にギアを一気に変えるというカマカゼスタイルは避けましょう。それでは逆にペダルが重くなりすぎてしまいます。
その結果、坂道を上るスピードが落ちてしまい、思った以上にエネルギーを消費してしまいます。
これを防ぐためには、坂道を上る前にあらかじめギアを滑らかに変えておくことが大切です。
また、坂道ではギアを頻繁に変えることが求められます。坂の急さによって適切なギアが変わるからです。これは時間と経験によって身につけるスキルですが、一つの坂道を上るたびにギアを調節することが重要です。
ロードバイクのギアチェンジ: チェーンを大切に
次に、ギアの組み合わせについて考えてみましょう。前のギアと後ろのギアの組み合わせにはさまざまなパターンがありますが、チェーンが外れてしまう可能性が高い組み合わせは避けましょう。具体的には、前のギアが一番外側(重いギア)で、後ろのギアが一番内側(軽いギア)の組み合わせ、またその逆は避けましょう。これを忘れずに、スムーズなギアチェンジを心掛けましょう。
ロードバイクのギアチェンジ: STIレバー(デュアルコントロールレバー)式の操作方法
それでは具体的な操作方法について説明します。
ロードバイクには、ブレーキレバーとシフトレバーが一体化したSTIレバー(デュアルコントロールレバー)式のシフト機が主に使用されます。
この操作方法は次の通りです(こちらはシマノでの参考になります)
- 前(左手側)のギアを重くする:ブレーキレバーごと内側へ
- 前(左手側)のギアを軽くする:シフトレバーのみ内側へ
- 後ろ(右手側)のギアを重くする:シフトレバーのみ内側へ
- 後ろ(右手側)のギアを軽くする:ブレーキレバーごと内側へ
この操作方法は、右と左で逆になる美しい対称性があります。最初は少々混乱するかもしれませんが、何度も繰り返しているうちに自然と身につきます。大丈夫、君ならできる!
練習あるのみ!
もしギアの変速に不慣れな場合は、安全な場所で練習することも大切です。そして何よりも、ギアチェンジは安全に行うことが重要。これを急ぐとチェーンが外れてしまう可能性がありますし、ペダルに強い力が加わっているときにギアを変えると、ギアやチェーンに損傷を与える可能性があります。
それでは、さっそくギアチェンジの練習に挑戦しましょう!安全を第一に、そして何よりも楽しみながら、あなたも自転車ギアチェンジの達人への道を歩み始めてください。